Aug 25 2009

百人一首:その57

<紫式部の詠める歌>


めぐり逢ひて
見しやそれとも
わかぬ間に
雲隠れにし
夜半の月かな

イヨッ、パチパチパチ!待ってました!ついに出ました紫式部 様!
思えば、源氏物語の解釈は無理・・という発想から、
この人体実験的試みがスタートしたのだものなあ・・もう一年以上経つ。


やはり、なんか歌の風情が違うな・・格調がある。文学的香りが漂う・・
紫式部ってだけでそう思ってしまう、権威に弱い我なり・・か。


夜半の月が光っておる。おそらく、光源氏であろうな、きっと。
光源氏=お慕い申すオノコのことじゃ。それを夜半の月に例えたのであろう。
愛するオノコをひと目見たい!・・それはオナゴなら誰しも願うことじゃ。
されど、今どきみたいにキャ~キャ~!追っかけとは違うのじゃ。
そこは貴族のヤンゴトなき立場ゆえ、気品と節度というものを持っておる。


偶然バッタリ逢って、そのお姿をひと目見るだけでいい、それとも
私が見ていることなど分からないままに、隠れちゃう=行ってしまう
そのどちらでもかまわないから、お逢いしたい!!という
切々たるオナゴの心よ。ク~~~ッ、いいもんじゃのお~。


このような節度ある心を、千年前の日本のオナゴは、持っておったのだ。
今日のオナゴらの事態を、紫式部も考えられないであろうな。
めぐり逢いという言葉さえ絶滅してしもうた・・。
出会い系という言葉に変わってしもうた。


そう言えば、援助交際・・という言葉も聞かれなくなったな。
あの方面の今は、どうなっておるんじゃろう?
少しは反省して、遠慮交際・・下火にでもなったのであろうか?


つづく