<和泉式部の詠める歌>
あらざらむ
この世のほかの
思ひ出に
いまひとたびの
逢ふこともがな
式部というのは、どういうものなのじゃ?これくらい調べてもよいかの。
広辞苑には「式部省の略」「女官の呼び名」と出ておった。
まあ、キャリアのオナゴであったことは、間違いなかろうな。
あらざらむ・・ありえないわ。
この世のほかの思い出・・って、あの世か?あの世の思い出に・・?
いまひとたびの・・もう一度!
逢うこともがな・・逢いたいもんだな。・・・・・・・??
ふ~む。。なんだか、和歌るような、和歌らんような歌じゃな・・
なんか、根本的に違うような気がしてきたぞ、我は。
この世のほかの思い出=あの世の思い出、という安直な解釈がイカンのだ。
この世に生れて、イロイロ思い出はあるけど、他に創りたい思い出は、
もう一回、あなたと逢うことであるぞえ・・というラブコールなのじゃ!きっと。
これを、橋本治桃尻娘風に訳してみると、こうなるな。
「えっとお~、アタシ、いろいろ、思い出あるんだけどお~
まだないのはね、ね、聞いてる?
も、一回、あなたと逢って~、素敵な思い出つくりたいってことなの。」
って、ことになるかの?
可愛いオナゴからこう言われてら、ヨダレたらたらものじゃが、
女官で、キャリアだろ・・、ブ厚い眼鏡などかけて(この時代あったか?)
フェイスケアも、ダイエットもないし。なんだか、顔もブツブツ・・
逃げたくなるようなオナゴじゃなかろうかのお?
だから、こういう顔とギャップのある歌が詠めるのじゃなかろうか・・のお。
つづく