家:春の味か、ウマいことを言うのお・・。
弁:想像をタクマしく、万葉を解釈することは、
弁護にもとても必要なことですから。(と、次の料理を見つめる)
家:何ゆえ、弁護士なのじゃ?オナゴ検事も不足していると聞くが。
弁:あ、昆布ですか、これ?!何層にも重ねた昆布を、
ひょうたんの形に切ってる!可愛い~。昆布の味の合間に山椒が香り、
これだけでお酒が何倍でもいけそうですね?!
(と、親爺に声をかける。)
― 親爺、上目づかいに彼女の顔を見て、ニンマリ。ワシは見ない ー
弁:あ、今、何かおっしゃいました?
家:じゃから、検事はめざさぬのか?、と。
弁:(眼鏡をはずして、こちらを見つめながら)
人を疑いの目で見たくないンです。検事は、どうしても・・
家:(眼鏡をはずした澄んだ瞳に、ドキリとしながら)
そ、そ、そうねえ・・やっぱ、検事はね、
ソナタに、あ、合わないかもね。
弁:人を助ける仕事がしたいんです!(キッパリ、見つめる)。
家:そ、そ、そうね。ワシも、ソナタは、そういうカンジの方が、
お、、お似合いだと思ったりしちゃうなあ・・うん。
で、そろそろ、今日のお題じゃが、ね!
弁:(聞いてない)わあ~~!お刺身イ。これ、鯛ですよね~?!
こんなに美味しいもの、久しぶりです。美味しい~!
- 親爺、さらに相好をくずす ー
家:ソナタは、素直に感激を口にできて、素晴らしいのお・・。
弁:(真剣な眼で)だって、いつもはカップ麺ですよ!それだけじゃ
栄養的にマズイから、そこに納豆を入れてかき混ぜて食べてるんですよ!
学生は、生活がタイヘンなんです。
家:そ、そうか。厳しい勉学生活じゃのお。
弁:お刺身、お、い、し~~~~い!
- 親爺、もうニッコニコ。でもワシの方は見ない ー
家:と、ところで、そろそろ、じゃな。お題・・
弁:あ、そうでした!美味しくて、すっかり忘れていました!!
家:で、本日のお題でごじゃる。コホン!
春は萌え夏は緑に紅のまだらに見ゆる秋の山かも
弁:わあ!これ、玉ねぎですか?!!
つづく